普門寺の収蔵庫の改修再整備はじまる 「阿弥陀如来坐像」はじめ国指定重要文化財6点などが搬出 

2026/01/31 00:00(公開)
慎重に阿弥陀如来坐像を動かす日通のスタッフ=普門寺で
慎重に阿弥陀如来坐像を動かす日通のスタッフ=普門寺で

 豊橋市雲谷町の普門寺で、「阿弥陀如来坐像」など国指定重要文化財6点などが搬出された。収蔵庫の改修再整備が終了するまで、京都市の「龍谷ミュージアム」で預かられる。

 

 開山1300年記念事業として、老朽化が進んでいた収蔵庫を改修する。約1億9000万円の事業費をかけて耐震補強や温湿度管理設備の改善などをし、常時拝観できる公開型収蔵庫にする。目標金額700万円のクラウドファンディングにも成功した。

 

 搬出は19日から29日にかけてあった。林義将住職や、龍谷ミュージアム学芸員の村松加奈子さん、美術品などを専門に取り扱う日本通運中部美術品支店のスタッフらがそろい、阿弥陀如来坐像から順番に、傷付けないように丁寧に運び出した。

 

 仏像を動かす前に、村松さんが入念に仏像をチェックした。取り扱いの注意点を確認し、日通のスタッフと共有して動かした。阿弥陀如来坐像や「伝釈迦如来坐像」は、像本体と台座を分けて搬出された。台座の座面には像が昭和初期に京都の美術院で修復されたことを示すプレートがあった。林住職は「座面を見る機会は少ない」と話した。

 

 収蔵庫の仏像すべてが境内の外に出るのは2002年に市美術博物館であった「普門寺・赤岩寺展」以来という。林住職は「これで2027年秋の一般公開に向けて事業が進む。文化財の魅力をより感じられる収蔵庫になるので、期待してください。京都でも企画展があるので、ぜひ見に行ってください」と呼び掛けた。改修工事完了は27年1月、一般公開は同年11月を予定している。

 

 仏像は今年9月19日から11月23日まで、龍谷ミュージアムの企画展で展示される。

台座の座面を確認する林住職と村松さん
台座の座面を確認する林住職と村松さん
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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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