【箱根駅伝】山梨学院大・阿部紘也選手、魔の4区で失速 区間20位に「実力不足」と涙

2026/02/01 00:00(公開)
来年のリベンジを誓う阿部選手=豊川市内で
来年のリベンジを誓う阿部選手=豊川市内で

 新城市出身の阿部紘也選手(山梨学院大学2年)は、箱根駅伝で4区に出走した。チームをリードする存在として重圧を背負って挑んだが、中盤から失速して区間20位だった。チームも総合17位に終わり、10年ぶりのシード権獲得には届かなかった。

 

 11位でたすきを受け取ったが、異変はすぐに訪れた。「スタートしてすぐにいつもと違う、体が重いと感じた」。本来の淡々とした走りを見せられず、次々と抜かれて順位を落とした。「前の選手が見えていたのに、いくら走っても差が縮まらないことに焦ってしまった。自分の力を出し切れず悔しいし、申し訳ない」。レース後、声を震わせた。

 

 アップダウンの激しい4区は、強みを生かせるはずの舞台だった。ルーキーイヤーの昨季は予選会で日本人最高の45位、本大会でも8区で3位と快走した。今大会予選会で日本人3位に入るなど好調を維持していたが、その裏で体調不良に悩まされていた。「疲労が抜き切れていなかった。調子は戻ってきたと感じていたが、練習を完璧にこなせず自信が持てないままだった。11月末の合宿も何とか走り、本番にピークを合わせたが、気持ちも体も上がりきらなかった。実力不足だった」と振り返る。また「昨年は怖いもの知らずだったが、今年は『失敗できない』というプレッシャーが大きかった。自分がやらなければと気負いすぎていた」と打ち明ける。

 

 往路の芦ノ湖のゴールで仲間を出迎えた。「自分のせいで悪い流れを作ってしまった」と自責の念に駆られる阿部選手を救ったのは、仲間からの「来年頑張ろう」という言葉だった。「いつまでも落ち込んでいても仕方ない。この悔しさを晴らすために、来年こそは良い順位でたすきを渡せる走りをしたい。シード権獲得へ、今回の敗北を糧に成長したい」と再起を誓った。

箱根駅伝で往路4区で出走
箱根駅伝で往路4区で出走
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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