穏やかな三河湾を望む蒲郡市三谷町に、地域密着型の人材紹介会社「ひとtoひと」がある。代表の小田章人さんが掲げるのは、「履歴書では伝わらない『その人らしさ』に向き合う」という大手エージェントとは一線を画す理念だ。東三河エリアを中心に、求職者と企業の双方へ「親身」に寄り添い、「情熱」を持って伴走する泥臭い姿勢が、市内外から高い支持を集めている。
「すべてはご縁から始まる」。それが小田さんの口癖だ。1992年に同市で生まれた小田さんは、幼少期から「自分にしかできない仕事」をする経営者に強い憧れを抱いていた。高校中退、通信制高校を経て愛知工科大学自動車短期大学へ進学。卒業後は整備士となったが、わずか1カ月で退職した。
「人生を変えたい」という一心で、17年に地元に小さな居酒屋「居酒屋 俺の家」を始めた。飲食店でのアルバイト時代、さまざまな人々との触れ合いに魅力を感じていた小田さんにとって、店を持つことは夢だったが、これがのちに人材業をなりわいにするきっかけとなった。カウンター越しに漏れる仕事への不満と、地元の常連店主らからは「人が足りない」という相談。ある時、年間数百万円の広告費をかけても採用できなかった企業と、仕事に悩む元アパレル店員をマッチングしたところ、双方が泣いて喜んでくれた。「これほど感謝される仕事は天職だ」。この確信が、同年4月の「ひとtoひと」設立へとつながった。
小田さんは「地元がやっぱすごい好きだ」と語る。地元の青年会議所での活動を通じ、東三河の魅力的な経営者たちに出会った。名刺の出し方も知らなかった自分に対し、親身に向き合い、時には厳しく叱ってくれた地元への深い感謝と愛着が今も原動力となっている。居酒屋の業績も好調で人材紹介事業の取り引き実績も数百社に増え、順風満帆に見えた矢先、2020年からの新型コロナウイルス禍が直撃した。その窮地を救ったのは、共に歩んできた仲間の存在だった。「一人だったら辞めていた。一緒に悩んでくれる仲間がいて、応援してくれる地元企業があったから頑張れた」。小田さんは「人生はメンタルゲーム。最短で失敗することが成功への近道だ」と力説する。波乱万丈な経験があるからこそ、自信を失っている求職者の不安に誰よりも深く寄り添うことができるのだ。
この「苦境を共にした仲間」こそが、現在同社を支えるスタッフたちである。キャリアアドバイザーの磯部桂樹さんは、小田さんの短大時代の同級生だ。14年前、入学式で「ペン貸して」と声をかけられたのが出会いだった。「最初はふんぞり返って態度の悪い人という印象だったが、一緒に過ごすようになって最高に熱い男だと」
日産ディーラーで4年間整備士を務めたが、経営者だった父の「大手で社会の歯車より、歯車を回す側になる方が楽しいぞ」という助言と、父が倒れたことを機に挑戦を決意した。入社当初、極度の人見知りから営業の壁にぶつかったが、自ら志願して居酒屋のカウンターに立ち、接客修業で克服を試みた。もう一つの転機は、営業先の園長から「人間関係は段階を踏んで築くものだ。自分都合すぎないか」と厳しく叱られた経験だ。「自分勝手すぎた」と信頼の土台をつくる大切さを痛感した。
現在は、すべての企業を事前に訪問して社長の人柄や社風を確認し、現場のリアルな情報を求職者に伝える「両面型サポート」の強みを活かし、「全員に全力で対応しうそをつかず、ありのままを伝える。求職者や会社の情報なども全て正直に話します」と語る。
もう一人の加藤瑞紀さんは「話すことから、はじまる転職」を掲げる。小田さんの元アルバイトの後輩で、かつては4年間幼稚園教諭をしていた。「このままでいいのだろうか」と将来に不安を抱き、何社もの面接を受けながら一歩が踏み出せずにいた際、じっくりと話を聞き、背中をそっと押してくれたのが、小田さんや磯部さんだった。5~6社の企業見学を重ね、2年に及ぶ転職活動を二人三脚で伴走してもらった経験から、「自分のように将来に悩む人に手を差し伸べたい」と入社を決意した。
今では話を聞く側となり、答えを急がず、相談者が心から納得できる選択を一緒に探す丁寧な支援を貫いている。その姿勢は、転職を手伝った人から家族や友人を紹介されるほど信頼されており、企業の「孫の手」として、組織の深い悩みまで解消する採用コンサルタントとして活躍中だ。「思っているほど自分のことは分かっていないもの。やりたいことや希望条件を深掘りしていくと、言葉に詰まることもある。それをプロと一緒にアウトプットし、言語化していくことが私たちの役割なので、まずは気軽に相談してください」と話す。
今後の展望について小田さんは、持続的な成長のためにエリアを広げることも視野に入れているが、目指す姿は変わらない。魅力的な人材と企業を橋渡しすることで、労働人口を増やし、後継者不足の解消に寄与すること。東三河で子どもたちが「パパはこんな仕事をしているヒーローなんだぜ」と誇りを持って家に帰れるような、笑顔あふれる職場を一つでも多く増やすことだ。昨日まではなかった選択肢を提示し、数年後の理想を追い求める「外部人事」として、泥臭く挑戦を続けていく。
【求職者の皆様へ】理想のキャリアを、ここから。
2,600名超の相談実績、あなたの可能性を一緒に考えていきましょう!転職のご相談から入社まで、専任のキャリアアドバイザーが無料でサポートします。面談はまずはオンラインでも可能です。
Webでのお問い合わせはこちらから
①確かな伴走力: 累計2,600名以上のキャリア相談実績。年収1.7倍を実現するキャリアチェンジにつながった例も。あなたの「理想の未来」を一緒に考えます。
②安心の定着率: ミスマッチを防ぐために、すべての企業を事前に訪問して社長の人柄や社風を確認し、現場のリアルな情報を求職者に伝えています。入社後の定着率は92%を誇ります。
【企業人事・経営者の皆様へ】「定着」する採用を。
地域を知り尽くした私たちが、貴社の次代を担う人材をご紹介します。「まずは話を聞いてみたい」というだけでも大歓迎です。貴社の成長を支えるパートナーとしてお力添えいたします
Webでのお問い合わせはこちらから
①質の高いマッチング: 求職者の経歴だけでなく、価値観や性格までを深く把握した上で紹介するため、早期離職の悩みを解消できます。
②強固な信頼: 創業以来培った地域企業とのネットワークで、貴社の社風に最も適した人材をピンポイントで発掘します。
■圧倒的な実績
私たちの紹介先には、地元経済を支える優良企業が名を連ねています。
(製造・技術:アイシン高丘、武蔵精密工業、縣鉄工所、大野精工、日進機工/食品・流通:中央製乳、平松食品、山八歯材、東愛知ガス/サービス・レジャー:ラグーナテンボス、甲羅グループ、スペース/自動車関連:ホンダカーズ愛知南、東愛知日産/建設・不動産:岡田建設、丸七住宅、松屋地所/その他:今枝宗一郎事務所、東海典礼、ビソー環境 他多数)
■まずはお気軽にご相談ください
転職のご相談、または貴社の採用課題に関するご相談まで、担当アドバイザーが丁寧にサポートします。
【お問い合わせ】 0533-79-7802 受付時間:10:00〜19:00(土日休み)
【公式Webサイト】 サービス詳細・最新求人・Webでのお問い合わせはこちらから
購読残数: / 本
1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
週間ランキング
日付で探す