水資源機構豊川用水総合管理所は17日、新城市川合の宇連ダム(有効貯水量2842万㌧)の貯水率が午後3時半にゼロになったと発表した。この日午前11時からは最低水位以下の貯留水の活用を始めた。1968年の供用開始から初めてという。
水資源機構によると、宇連ダムの貯水率が0%になったのは2019年5月以来。宇連ダムの降雨量は昨年10月から現在まで平年値を大きく下回った。貯水率は今月12日に1%以下になっていた。
この日午後3時半、水資源機構豊川総合管理所の上野英二副所長がダムの取水棟で最低水位を下回ったのを確認。管理事務所職員と連絡して貯水率ゼロを発表した。
県や豊川流域の自治体などでつくる豊川緊急渇水調整協議会は2月19日に開いた会合で、ダムの有効貯水量がゼロになった場合に放流できないダム最低水位以下の水利用を申し合わせた。宇連ダムの場合は約10日分にあたる28万㌧となる。
宇連ダムでは今月上旬から堤体から約50㍍下の場所で水中ポンプ10台とホース、堤体に発電機を設置して準備を進めた。この日は午前11時前に電源を入れて稼働させた。
上野副所長は「貯水率10%を下回った大島ダムでも貯留水を活用することを検討している。長く暗いトンネルの中を歩いており、出口が見つからない状況だ。一層の節水に協力してほしい」と呼び掛けた。
一方、協議会は2月20日から2通りの緊急対策を続けている。新城市一鍬田の牟呂松原頭首工では下流の河川維持に必要な流量を確保して、それを超える部分の水を東部幹線水路へ流している。また豊川市の三上橋で下流必要量の水を並行する牟呂用水へ送り込んでいる。
豊川水系では昨年8月29日から節水対策を開始。水資源機構を事務局に流域自治体でつくる豊川用水節水対策協議会はこの日午前9時から水道25%、農業用水と工業用水45%に強化した。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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