豊橋鉄道「おでんしゃ」5万人 運行19年目、予約困難な冬の顔に コロナ・人手不足に負けぬ

2026/05/02 00:00(公開)
累計5万人達成のセレモニー=豊橋駅前電停で
累計5万人達成のセレモニー=豊橋駅前電停で

 豊橋市街地を走る豊橋鉄道市内線の冬の風物詩「おでんしゃ」が1日、運行開始から19年目で乗車人数累計が5万人に達した。駅前電停で節目を祝う記念式典が開かれた。

 

 5万人目の乗客に限定記念品や特製の花束が贈呈された。おでんの具のちくわやたまごを描いた「達成記念」のヘッドマークがお披露目されると会場は拍手に包まれた。午後6時23分、赤とクリーム色のレトロな車体に赤ちょうちんや電飾を施した車両が出発した。車内では地元協力各社からの記念品が配られた。

 

 市電に揺られ流れゆく景色を眺めながら、おでんやビールを楽しめる人気企画。夏に高い人気を誇る「納涼ビール電車」に続く冬にも楽しめる企画にしようと考案された。化学反応で加熱できる容器を採用し「走る屋台」を実現した。12年度に累計1万人を突破して以降、14年度に2万人、17年度に3万人、19年度に4万人とファンを拡大してきた。15年には岡山市内を走る岡山電気軌道で「おでんしゃ」を走らせた。

 

 一方、20年の新型コロナウイルス禍では定員削減やカラオケ中止などの対策で運行を続けた。24年には運転士不足の影響で平日の運行を取りやめることになった一方で、運行期間を5月まで延長した。さらに酒が飲めない人や子どもも楽しめるようノンアルコール飲料やソフトドリンクの提供を始め、客層拡大につなげた。07年当時は1人2800円で年間22便だったが、現在は1人6200円で年間100便を数え、予約困難になるほどの看板企画となった。

 

 広報担当の大竹孝平さんは「今後も地域に末永く愛される企画として大切に育てていきたい」と語った。

2007年のおでんしゃの試乗会
2007年のおでんしゃの試乗会
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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