自転車の「青切符」が今月1日に導入された。これを機に、自転車に乗るのをやめる人が続出しているという。通勤通学手段を徒歩や自動車、公共交通機関に変えたのだ。
青切符は、自転車の交通違反に対して反則金の納付を通告し、16歳以上を対象に、113種類の交通違反に適用する。携帯電話の使用(反則金1万2000円)、信号無視(同6000円)、車道の右側通行(同6000円)、並進(同3000円)、イヤホンの使用(同5000円)などがある。
導入に合わせて自転車通勤をやめた豊川市の男性は「交通違反の種類が多く、どのような乗り方が違反になるのか、全体像が分からない。いつ青切符を切られるかが心配で、車での通勤に切り替えた」と話す。
同市の別の男性は徒歩通勤にした。「自転車通行を認める標識がある場所以外、歩道を自転車で走ってはいけないと聞いている。車道を走ると、危険を感じることがある。自転車に乗ることは事故の可能性が高くなると判断した」と話した。今の悩みは夏の到来。「歩いて約20分ですが、暑い時期に歩くのはきつい。今から心配だ」と打ち明けた。そのうえで「東京や名古屋、大阪など人口が多く、歩道に多くの人が歩き、自転車がその間をジグザグ運転で縫うように走っていくようなエリアには必要な制度だと思うが、歩道を歩く人が少ない東三河エリアなど地方にはそぐわない制度では」と疑問を示した。
他にも今春から豊橋市内の大学に通う女性は「青切符を調べましたが、違反の種類が多すぎて完全に理解できない。知らないうちに違反すると感じ、バス通学にしました」と述べた。
また自転車の購入を計画していた豊川市の女性会社員は「青切符を知り、購入をやめました」と語った。同市の女性は、東京の大学へ通う長男に対し、自転車利用を控えるように伝えたという。
青切符について不明点が多いことが自転車をやめる理由になっている。多くの人が「警察には、もっと分かりやすく説明してほしい」と訴えた。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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