【アソシア豊橋】制服にアール・ブリュット作品採用 公会堂とツツジ描き多様性発信

2026/05/01 00:00(公開)
YUCHIKOさんの作品
YUCHIKOさんの作品

 ジェイアール東海ホテルズが運営する「ホテルアソシア豊橋」のスタッフの制服に、豊橋市在住のアーティストによる「アール・ブリュット」作品が採用された。専門的な教育を受けていない人々による表現を意味するアール・ブリュットを制服に取り入れる多様性推進施策が高く評価され、同社は4月23日、日本ホテル協会から「会員ホテルの社会的貢献に対する会長表彰」の優秀賞を受賞したと発表した。

 

 ホテルアソシア豊橋の制服デザインに起用されたのは、地元の福祉病院に勤務しながら絵画制作に取り組む杉山勇輔さん(ペンネーム・YUCHIKO)の作品だ。杉山さんの作品には、特徴的なドーム型屋根を持つ豊橋市公会堂とツツジの花が描かれている。優しい水色と黄色を基調とした水彩画となっており、見る人に爽やかな印象を与える仕上がりとなっている。

 

 この取り組みは、同社が創業30周年を機に2022年に発足させた制服刷新プロジェクトによる。約2年の準備期間を経て24年に実現した。女性スタッフが着用するコサージュスカーフや、男性スタッフのポケットチーフの一部に作品を取り入れている。同社が展開する全7ホテルで実施されており、各ホテルがそれぞれの地元アーティストの作品を採用することで、地域の魅力を国内外の顧客に伝える新しいコミュニケーションツールとしている。

 

 プロジェクトの推進にあたっては、障害者雇用に実績のあるグループ会社と連携し、デザイン使用料の一部をアーティスト本人に還元する仕組みも構築して支援の実効性を高めた。ホテルアソシア豊橋をはじめとする各ホテルでのアール・ブリュット作品の着用は期間が定められている。直近では発達障害啓発週間(4月2~8日)だった。SDGs週間(9月21日~10月24日)でも実施されるという。

 

 地域のアート作品を身にまとうことで、スタッフ一人ひとりが多様性を自然に受け入れ、新たな事象に対してもサステナブルな視点を持って行動する文化の醸成につながっているという。

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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