「剣理人倫 我外皆師」〈90〉「みんなのまなざしを信じている」

2026/05/02 00:00(公開)

 手帳を見ると毎日充実しているが、月日の流れがとても早いです。無駄なく過ごしているつもりでも、やらなければいけないリストはどんどん増えていきます。それに各地から「お忘れではないですよね?」と連絡がありますので、計画的にスケジューリングをして訪問したいです。

 

 忘れていけないのが「学ぶに暇(いとま)あらずと謂(い)う者は、暇ありと雖(いえど)も亦(また)学ぶに能(あた)わず」です。勉強する時間がないと言う人は、時間があっても勉強しないということです。時間は自分でうまくコントロールしないといけないので、焦らず無理せず目の前のことを全集中でやっていきます。

 

 この4月末からの連休は、試合や中学・高校・大学での部活動で稽古をして終わりそうですが、前向きな生徒たちのまなざしは輝いていますので、私のモチベーションも上がります。豊橋市では昨年9月から中学校の土日祝日の部活動が全面廃止となりました。そのため「やらぬなら 私がやります ホトトギス」の気持ちで、土曜日の道場では誰もが自由参加で稽古をできるようにしています。

 

 中学生の部員はもちろん、他校区からの生徒や前日の夜に稽古をした小学生も「昨日と違って日が差して明るい~」と言って集まってきます。最近では保護者も一緒に稽古を始めました。やりたいことをやるのに遅いことはなく思い立ったら吉日であり、武道を実践する者としては普段から凛としたたたずまいができるよう、みんなで修行中です。

 

 特別なことはせず「こうなりたい」という思いにむかって頑張るだけですし、その雰囲気が私の青春を継続させています。その日は朝の気持ちいい空気をあびながら道場に行きますので、「おはようございます。今日も稽古?」「はい、行ってきます」とお世話になっている近所の方にあいさつをしていると、早朝トレーニングで市場を走っていて、「ロッキー!」と声をかけてもらっているみたいです。もしこれで子どもたちが一緒に走って付いてきたらロッキー2の映画と同じ場面ですね。

 

 この寄稿も90回目。年齢でいえば卒寿です。毎週禿筆(とくひつ)をふるっていますが、まだまだ勉強です。

筆者の荒木輝彦さん
筆者の荒木輝彦さん
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