東三河エリアのプロジェクト参加し、新たな教育の形を模索しながら活動を広げる学生がいる。名城大学経営学部国際経営学科1年の山中雅斗さんだ。学生起業家育成プログラム「火―okoshi」の卒業生であり、現在は独自の英会話教室立ち上げに挑む山中さんの活動と、その原動力に迫る。
「起業」に興味を持ったのは高校1年生の時だった。「なんとなく普通の人生は嫌だ」と漠然と感じていた折、より広い活動を求めてN高へ転入した同級生に誘われ、名古屋の起業家プロジェクトに参加したのが大きな転機となった。「プロジェクトに参加したことで起業家のイメージがガラッと変わり、自分にもできるかもしれない、やってみたいと思うようになりました」と山中さんは振り返る。
しかし、自ら行動を起こす道のりは決して平坦ではなかった。高校時代、生徒会長に立候補し就任したものの、前例のないアクションを起こそうとする山中さんに対し、周囲の生徒や先生がついてこられないこともあったという。強い向かい風や批判を受けることもあったが、持ち前のタフな精神力で乗り越えてきた。「落ち込む時は思いっきり下がりますが、1日寝たら『やっぱり自分が正しい』と立ち直るんです。跳ね返りが早いので、どれだけ落ちてもすぐに生き返ります」
現在、山中さんが最も情熱を注いでいるのが、実践的なコミュニケーションに特化した英会話教室の立ち上げだ。アルバイトで英会話講師を務めた経験や、現在の日本の英語教育に対する疑問が事業の核となっている。「英会話を学びに来る人が本当に求めているのは、リーディング力ではなく『外国人と話せるかっこいい自分』です。ネイティブが使うフレーズを頭に染み込ませることに特化し、最短距離で日常会話ができる事業を作りたいと考えています」
自ら行動し続けた結果、得られた最大の財産は「人との出会い」と「充実した時間」だという。何もしなければ遊びやアルバイトで終わってしまう春休みも、今は自分のやりたいことだけでスケジュールが埋まっている。「元々自分が行動してきた結果であり、周りの人に恵まれた結果だと感じています」と感謝を口にする。「まずは名古屋で店舗を持ち、そこから全国47都道府県へ展開したい。『日本人=英語が話せない』というイメージを払拭し、日本の教育の流れそのものを変えていきたいです」
周囲の批判を恐れず、自分の信じた道を突き進む山中さん。その熱意と行動力が、日本の教育現場に新たな風を吹き込む日はそう遠くないだろう。
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