「剣理人倫 我外皆師」〈71〉「寒さ吹き飛ぶ 破竹の勢いで勝利」

2025/12/13 00:00(公開)

 残り半月余で年が変わります。街角で耳を傾けるとマライア・キャリーやワム!の楽曲が流れ、山下達郎さんの定番曲でグッと気分が盛り上がるといったところでしょうか。この時期は何でもランキングが発表され、1年を振り返る企画が多いです。

 

 どのようなゆく年になろうとも12月は活気あふれる時節で、師走の語源のように力強いですが、元気すぎて困るウイルスが猛威を振るっています。「サブクレードK」と名付けられたインフルエンザの新たな変異株は、警報レベルの急拡大で感染力も強いです。私は気の持ちようですが、徹底した予防対策をしながら運の強い人のように振る舞って行動しながら、ウイルスが近づかないようにしています。

 

 先日東三河や浜松のチームも参加しての大きな大会が豊橋市内の中学校体育館で行われました。私たちの剣道教室からは低学年の部・代表の部・中学生の部・混成の部の全てにエントリーしました。多くの方が応援に来てくれて、選手は日頃培った技を遺憾なく発揮して頑張りました。

 

 私は試合になると選手には細かいことは言わず「稽古と同じだ、慌てるな。自信を持て」しか言いません。混成の部は午前中の予選リーグで負けてしまいましたが、他の部門は午後からの決勝トーナメントに進出しました。それぞれ善戦しましたが、あと一歩でした。そんな中、3人制である低学年の部が3位決定戦で竹を破る勢いで勝ち、見事入賞しました。

 

 選手は先鋒が宮坂日夏太さん(大村小4年)、中堅が佐藤秀崇さん(下地小3年)、大将が中川颯人さん(大村小4年)です。頑張った選手たちは表彰式でも終始笑顔で、全員で喜びました。年内はあと1試合あり冬季合宿も予定しています。この紙上でハツラツ便りを載せられるように努力します。

 

 誰でも後ずさりはできるけれど、時間を取り戻すことだけは不可能ですので、一瞬一瞬を大切にして前に進みます。そして一年を振り返った時に充実して楽しかったと思えるように、みんなで常に笑顔でいることを心掛けます。

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