中国の旧正月(春節)に合わせて来年2月に豊橋駅前で開かれる予定だった「東三河春節祭」について、主催の「華光中日ビジネス振興協会」は、延期することを明らかにした。毎年1~2月に名古屋市中区で開かれてきた「名古屋中国春節祭」が、来場者の安全確保への懸念や中国からの出演者辞退などを理由に延期が決まったことを受け、「このタイミングでは難しい」との声が高まっていた。
「東三河春節祭」は、名古屋の実行委員会の協力や助言を受けながら、今年1月に初めて開いた。中国舞踊や武術などのステージ、中華料理などが楽しめる飲食ブースが並び、3日間で2000人以上が訪れた。しかし、11月に高市早苗首相が台湾有事を巡る国会答弁をしてから春節祭に出演予定だった団体からの辞退が相次いだという。東三河春節祭のステージの出演者は名古屋にも出演する予定だった人が多かったため、独自に準備を進めるのが難しかった。
協会の華思勉代表は今後について「名古屋春節祭のめどが立ってから、東三河も開催を検討する方針だ。春ぐらいにできたらいい」と話した。
日中経済団体の関係者によると、今月に予定されていた中国の福祉関係者による日本の介護施設や大学への見学ツアー2団体がいずれもキャンセルとなった。ツアーのための行政の補助金が得られなくなったことなどが原因という。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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