蒲郡市金平町のロープ製造「丸高製綱」は、防災イベント「みんなでBOUSAIキャラバン」(15日、フェスティバルマーケット)に、多用途に使えるけん引ロープ「Easy-loop(イージーループ)」を出品する。山本泰市社長は「この1本が、防災への安心感につながればうれしい」と話す。
1964年創業。農業や漁業、林業、レジャーなど、幅広い用途のロープを製造している。イージーループは創業当時から取り扱っている製品だ。ポリプロピレン(PP)を素材に、複数のロープを網状に組み合わせて作られている。力を加えると網状に隙間ができ、そこにロープの先端を差し込むだけで素早く結ぶことができるのが特徴だ。
連結により強固に固定される一方、手順を踏めば簡単に取り外しも可能なため、女性や子どもでも扱いやすい。直射日光を避けて保管すれば長期間利用できる。現在は主に、雪道や悪路で動けなくなった車両の救助に活用されている。
山本社長は自主防災に積極的に取り組む中で、「ロープをより多くの人に役立てたい」と思い、数年前に改良版として個人携帯用を開発した。日常生活だけでなく、水に浮く特性を生かした水難救助や、緊急時の脱出用としても活用が期待されている。
「みんなでBOUSAIキャラバン」は、タレントで防災士の時東ぁみさんがプロデュースし、2024年に始まった企画。防災は「堅苦しく非日常的」というイメージがあるが、イベントは大人から子どもまでが楽しみながら防災を身近に感じられる内容となっている。同社はその趣旨に賛同し、初回から継続して参加している。
当日は、会場で6㍍の製品を特別価格で販売する。さまざまな場面で役立つことを広く発信し、来場者に防災意識の向上を呼び掛けるとともに、同社の取り組みもPRする。
山本社長は「緊急時のためのロープを、実際に触って体験し、その魅力を感じてほしい」と話した。
イベントは入場無料。午前10時から午後4時まで。会場では市内外の企業が考案した防災グッズの販売や、防災食の試食実演などが予定されている。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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