豊橋市のホテルアークリッシュ豊橋「レストランKEI」で25日、今里武総料理長と地元先進農家との連携企画「ファーマーズコレクション」があった。29回目の今回は無農薬レモンなどかんきつ類をテーマに、河合果樹園代表の河合浩樹さんがライフワークの俳句で料理に一味加えた。
河合さんは無農薬栽培のかんきつ類で全国区の知名度を誇り、「東三河百儂人」「農民芸術創造倶楽部」の創設にも携わった先駆的な生産者で知られる。一方、栽培技術向上の一環で2018年からSNSの「インスタ俳句」にも取り組む。
この日は今里総料理長監修でレモンやレモネーディアなどを使った料理を提供し、河合代表が句を添え、文学的な背景なども織り交ぜた。
ベルガモットのコショウを使ったポークグリルには「美し香、秘めて誘惑、ベルガモット」の句を添えた。デザート提供時は梶井基次郎の小説「檸檬(れもん)」を引き合いに「初夏を呼ぶ、檸檬ゼリーの、舌心」を紹介。梶井と親交のあった井上靖の自伝「しろばんば」に登場する同名の豊橋銘菓にちなんで、原材料の日向夏の話題も織り交ぜて解説した。
河合さんは「無農薬栽培では果物の状態や周囲の環境など細部を観察する。季節の移ろいや気付きなどを句に込め、食と文芸の融合へと昇華できたらうれしい」と趣向を説明した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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