タクシー事業などを展開する豊橋市の「東海交通」は、創立75周年を記念した「東海交通 創立75周年記念誌」を発行した。地域の足を支え続けてきた1951年の創業からの歩みとともに、これからの公共交通の在り方を提示する意欲的な内容となっている。
記念誌制作は7年前から準備を進め、新型コロナウイルス禍を経て今回の発行に至った。記念誌では、青木良浩社長と国土交通省中部運輸局の中村広樹局長による特別対談として、人口減少社会における「個人の移動手段」から「公共インフラ」への役割の変化や、持続可能な地域交通の未来について語り合う姿を収録した。
また、初代の青木良雄氏から、二代目の徳生氏、三代目の良浩氏へと受け継がれてきた会社の歩みや、時代ごとの社会背景を多角的に紹介している。その中でコミュニティーバスやオンデマンド交通への挑戦、高齢者向けの「そいタク」といった新サービスへの取り組みなどを紹介。写真をふんだんに使い、コラムや寄稿も盛り込んだ読み応えのある内容になっている。
さらに、現場で働く乗務員や社員らのインタビューや役員による対談も掲載した。単なる社史にとどまらず、地域の暮らしの動線を支えるパートナーとしての姿を描き出している。
記念誌は500冊を制作した。社員や取引先に配るほか、豊橋市や名古屋市の図書館へも寄贈する予定だ。青木社長は「75周年という節目に、このように歩みを振り返る機会をいただき、大変感慨深く思っています。これまで当社は、地域の足として皆さまの暮らしを支えながら、豊橋のまちとともに成長してまいりました。時代が変化していく中にあっても、その流れに柔軟に対応し、これからも地域に寄り添い続ける存在でありたいと考えております。今後も豊橋とともに、より豊かで持続可能な未来を築いていけるよう努めてまいります」と決意を新たにした。
問い合わせは東海交通総務経理グループ(0532・53・1181)へ。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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