「愛知ダイハツ」(本社、名古屋市中区)は、マレーシアの政府機関「マラ公団」と連携して進めている自動車整備士の育成プロジェクト「愛知ダイハツコース」の進展状況を公表した。第1期生の卒業式典での表彰や、第2期生の研修修了式など、現地での教育課程が順調に進み、日本での就労に向けた体制が着実に整いつつあるという。
プロジェクトは、マラ公団傘下の3年制職業訓練校の自動車整備学科に在籍する学生を対象に、1年間の独自教育プログラムを提供するものだ。来日後に日本の店舗で即戦力となることを目的に、点検整備の手法や日本の関連法規などを愛知ダイハツのスタッフが直接指導する。
第1期生の14人は、2025年6月から20週間にわたる自動車整備の技術研修を終え、現在はマレーシア国内で6カ月間の日本語研修を受講している。今年5月末の時点で最終的に10人が上級日本語クラスを修了する見込みだ。また、5月20日にクアラルンプールで開催されたマラ公団の卒業式典で、優秀な成績を収めた第1期生2人に対して産業賞が授与された。第1期生は7月以降に技能実習生1号として来日し、日本国内で約2カ月間の生活研修を経た後、9月以降に愛知ダイハツへ入社する予定だ。
続く第2期生の12人は、今年1月からの技術研修と実務研修を全て終え、今年5月22日に現地の研修センターで修了式を迎えた。式では愛知ダイハツの坪内孝暁社長がオンラインで出席して学生を激励し、水野宏志執行役員から修了証書が手渡された。第2期生の研修には整備技術だけでなく、朝礼やラジオ体操など日本式職場文化の教育も組み込まれた。7月から日本語研修へ進み、来年1月の来日と同年3月の入社を目指す。
さらに第3期生の採用活動も完了した。選抜対象の訓練校をこれまでの4校からマレーシア全国の8校へと広げ、46人を面接して12人を最終採用した。第3期生の研修は7月6日に開講する。
愛知ダイハツは今後も半年ごとに学生を募集し、継続的に人材を育成していく方針だ。来日した人材は店舗での実務経験を1年間積み、最短で特定技能1号への移行を目指す。来年の法改正以降は新たな育成就労制度を活用する。将来的には育成した人材を他のディーラーなどへ紹介し、ダイハツグループ全体の整備士不足の解消に貢献することや、特定技能2号への移行も検討している。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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