豊川市のマスコットキャラクター「いなりん」のオリジナルの編みぐるみを、豊川市在住のパート加藤綾子さんが、いなりん公認商品作家として作っている。最初は趣味からスタートした加藤さんの一品は「かわいい」と評判を呼び、人気が高まっている。
編みぐるみは、ぬいぐるみの一種で、外側を編み物のようにして仕上げる。加藤さんは、子育てに区切りが付いた数年前から、週末などを活用して「編み活」を始めた。YouTubeの動画で基本を学び、その後は独学で技術を高めてきた。今年の4月からは、編みぐるみ作家「ばた子」として活動している。
当初は、娘がKポップアイドルのコンサートに行くことになり、メンバー12人のキャラクターの編みぐるみをそれぞれ作ったほか、十二支などにチャレンジしてきた。その後、自身も好きな「いなりん」を中心に「いなりコ」「イナリソ」などを作り続けている。
少ない道具でできるうえ、自宅だけでなく喫茶店や図書館、車の中など、いつでもどこでもできるのが魅力。「作り出したら没頭し、集中して時間がたつのを忘れるほど楽しい」と話す。
最初は知人らにプレゼントしていたが、継続していきたいと、材料費などをもらって作ることに。最近では、市役所の職員からまとまった注文が入り、5㌢ほどのものを作った。職員が名札のストラップに付けていて「かわいい」と来庁者らから評判を呼ぶ。基本の形はあるが「カメラを持つ」「そろばんを手にする」「帽子をかぶる」などのオプションにも対応する。また市内の岡田建設のキャラクター「おかもぐ」も作ったばかりで、依頼があれば、いなりん以外でも対応する。
5㌢ほどのサイズは、一つ完成させるのに早くて5~6時間はかかる。手直しがあれば、糸をほどいてやり直すため、さらに時間がかかる。「休憩するのを忘れてしまうほど没頭し、けんしょう炎になったこともあります」と振り返る。
加藤さんは「私の作った編みぐるみをブローチのように使ってもらい、多くの人にとって、いなりんがもっと身近な存在になってほしい」と話す。
いなりん、いなりコ、イナリソの5㌢サイズの基本料金は2500円。カスタマイズは別途料金が必要になる。大きいサイズや、いなりん以外の注文も受け付ける。人気のため、現状は注文してから受け取りまで時間がかかることから、注文は知人の紹介などに限定している。またインスタグラムで作品を紹介している。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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