文科省の「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」指定校の県立時習館高校は4日、成果発表会を開いた。3年生約315人が下級生や教諭、教育委員会の関係者らを前に、1年以上かけた研究成果を披露した。
2008年に先進的な理数科教育と国際教育の推進を図る「SSH」の指定を受け、研究活動に力を入れてきた。1年生は基礎学習をし、2年生からは4人ほどのグループに分かれ、課題や興味関心に沿って探究活動をする。
この日は、物理、化学、生物、数学、社会学、経済学、心理学などさまざまなテーマの発表が、教室などであった。3年3組の会場では、男子4人のグループがゲーム機器「PSP」を射的で効率的に倒す方法を、物理の反発係数や摩擦係数などを使って計算で導いた。ほかにも、いい匂いを維持する方法、ばれずにおならをする方法などユニークな研究から、南知多の活性化や伝わりやすい絵文字の使い方など文系のテーマまで幅広い題材の発表があった。
3年生は10月にある英語ポスターによる最終発表会に向けて、研究を続ける。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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