田原祭りに向け手筒作り

2017/09/04 00:00(公開)
手筒を作る「めなぎ連」のメンバーたち=田原市の新町八幡社で
 田原市街地の新町、萱町、本町、巴江、衣笠の5地区を舞台とする「田原祭り」が16、17両日、同地区一帯で繰り広げられる。各地区では本番に向け、連日、準備を進めている。
 新町の女子チーム「めなぎ連」は、祭りを締めくくる最終日の五町合同花火大会で奉納する手筒煙火作りの真っ只中。
 18歳以上の女子でつくる「めなぎ連」は、祭りでは女子限定組織の先駆けとして1992(平成4)年に結成された。名前は新町の御神木、梛(なぎ)の木に由来し、初めて女子として手筒煙火奉納に挑戦したことで知られている。
 メンバーは祭り直前までの約1カ月間、拠点とする新町八幡社に毎晩のように集まり、御神前奉納などで用いる手筒を含めた大小20数本を作る。竹の節取りから、ござ巻きなど、火薬詰めを除く手筒の本体作りを担っている。
 仕組み上、制作工程と仕上がりが成功を左右する手筒。今泉けい子さん(50)は安全に手筒の花火が揚がるよう力を込めつつ、慎重に作業を進める。
 「めなぎ連」は現在、18~70歳代まで25人。最年長の“ケイコ”さんは手馴れた手付きで黙々と竹の節取りをこなし、「年1回の祭り。若い衆に楽しんでもらいたいね」と本番に向けた心境を話している。
(千葉敬也)
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