絵画寄贈の高畑郁子さんへ感謝状

2017/09/12 00:00(公開)
花束を受け取る高畑さん㊧=豊橋市立南部中学校で
 今年創立70周年を迎えた豊橋市立南部中学校(宮崎正道校長)に、校区在住の日本画家・高畑郁子さん(87)が絵画作品2点を寄贈。70周年記念式典を前に11日、高畑さんを招き、全校集会の席上、「感謝状贈呈式」を実施した。
 高畑さんは独学で日本画を始め、1951(昭和26)年に新制作展に初入選。長年、創画会会員として活動し、宗教や地元の歴史などをモチーフにした作品を手掛けるほか、後進の指導にも尽力。昨年、地域文化振興への功績が認められ、文化庁「2016(平成28)年度地域文化功労者」表彰も受けている。
 今回、栄校区保護司・大羽啓介さんらの仲介で寄贈が実現、「太陽と木と町」(92・2×167㌢、1954年)「ブーゲンビリア咲く」(114×96㌢、82年)の2作が学校に贈られた。
 同校体育館での贈呈式には、高畑さんや大羽さんの母・大羽朝子さん、小野真・南部中学校同窓会長らが出席。宮崎校長が市からの感謝状を高畑さんに手渡した。高畑さんは、自身の画業を語ったほか、「若さを有意義に、一生懸命青春時代を過ごして。何か1つ好きなことを作り、その道一筋に生きてほしい」などと生徒を激励。小野凌・生徒会長から感謝を込めた花束を受け取った。
 今回贈られた「太陽と木と町」は職員室前の玄関に設置、「ブーゲンビリア咲く」は多くの人に見てもらえるよう、当面は校長室前に飾るという。
(田中博子)
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