親ウナギ放流 稚魚の資源回復へ

2017/09/27 00:00(公開)
豊漁を願いウナギを放流する園児=豊橋市清須町の豊川で
 地域ブランド「豊橋うなぎ」をPRするため、豊橋養鰻漁業協同組合(市川誓男組合長)は26日、豊橋市清須町の豊川で親ウナギの放流を行った。同市牟呂中村町の明照保育園の年中・年長園児108人が参加し、豊漁を願った。
 子どもたちは体長50㌢、250㌘にまで成長したウナギを1匹ずつバケツから放ち、「バイバーイ」と手を振り、大海原へと旅立つウナギを見送った。
 年中の河合杏莉ちゃん(5)と小林清也香ちゃん(5)は「元気に泳いでいって卵を生んでね」とエールを送った。
 同組合は豊橋、田原両市の養鰻業者19戸からなる。2012(平成24)年から地元で養殖するウナギを「豊橋うなぎ」としてブランド化、全国へと出荷している。
 シラスウナギは近年、海や川の環境変化に加え、台湾や中国も獲得に乗り出しており、少なくなっているという。親ウナギの放流は、養殖に使う稚魚の資源回復に向けて昨年から実施し、この日は約200匹を放った。
 昼には、子どもたちが身の柔らかな豊橋うなぎの蒲焼きに舌鼓を打った。市川組合長(63)は「ウナギと触れ合い食べることで、日本食に親しむ機会になれば」と話した。
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 藤城建設 住まいLOVE不動産 さわらび会 虹の森 蒲郡信用金庫 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国