蒲郡市海陽町の「変なホテル」にあるレストラン「シェフズトライテーブル(CTT)」シェフの広段勇介さんらは3日、使えるが廃棄されてしまう食材を有効活用したカレーとケーキを地域の子ども50人に振る舞った。食品ロス削減の理解促進につなげる。
広段さんはサーキュラーエコノミーやSDGs(持続可能な開発目標)を推進するため、調理の際に出た不要な食材を肥料にするなどの取り組みを続けている。また、市内の子ども食堂を運営する社会福祉法人と連携し、肥料を使った野菜の栽培、廃棄予定のミニトマトを使った料理を提供してきた。
今回、夏のビュッフェのローストビーフを作る際にトリミングした肉と、ケーキのスポンジの一部に注目。使える廃材をおいしい料理に生まれ変わらせ、食品ロス削減の重要性を伝えたいと企画した。市内の菓子店「菓匠hiyori」と「スズキプランタン」、業務用食品卸「大国屋」に協力を呼び掛け、実現した。
この日、冷凍保存していた肉のトリミング部分をじっくり煮込んでうま味を抽出したカレー、スポンジを再びデコレーションしたケーキを提供した。市の循環経済の取り組みを紹介した。
訪れた杉浦芹奈さん(11)は「たくさん肉があっておいしい」と笑顔で話した。広段さんは「SDGsに取り組んでいく店にしていきたい」と述べた。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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