豊橋市内の高校のボランティア組織や生徒会などでつくる「高校生ボランティアハートネットワーク」の交流会が25日、市障害者福祉会館「さくらピア」で開かれた。
各校が交流しながら地域や福祉への理解を深める。県下で唯一、市内全校が参加するボランティア組織だ。県教育委員会高校教育課生徒指導グループの谷川翼指導主事が視察した。
交流会は毎回テーマを決めて開催。9校の生徒や顧問ら約60人が参加した。能登半島地震や南海トラフ地震臨時情報などを受け、今回は「Don't 来い災害」と題し、HUG(避難所運営ゲーム)に取り組んだ。
数班に分かれ、3階ではHUG、1階では豊橋東、時習館、豊橋工科、藤ノ花女子の幹事4校が設けた防災に関するブース、起震車を回って災害への備えを身に付けた。実行委員長の鈴木心結さん(豊橋東2年)は「違う学校の生徒が疑似家族となって回ってもらった。スムーズに運営できた」と話す。
県教委の視察は中村竜彦県議の呼び掛けで実現した。関係者による懇談会もあり、取り組みの意義についてや、少子高齢化を迎え、対策としての青少年によるボランティア育成支援政策の必要性や取り組みを普及したい考えなどを示した。中村県議は「青少年の社会奉仕活動は県立時習館高校でも導入される国際バカロレア教育で重要な評価基準の一つ。全校連携という豊橋の先進的取り組みを県下に広げたい」と語る。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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