バスケットボールBリーグの年間王者を決める「日本生命チャンピオンシップ(CS)」準決勝の第2戦が18日、浜松中央区の「浜松アリーナ」であった。中地区王者の「三遠ネオフェニックス」は、西地区王者の「琉球ゴールデンキングス」と対戦。2度の延長戦の末、98対100の接戦を落とし、初の決勝進出は3戦目に持ち越しとなった。次戦は19日午後7時5分から浜松アリーナで。
第1クオーター(Q)は序盤で佐々木隆成選手が足首を負傷し退場したが、15対14の1点リード。第2Qはインサイドで主導権を握った琉球に12連続得点を許し、35対43と8点差をつけられた。第3Qは終盤に津屋一球選手が連続3点シュート(3P)を決め、終了間際に難しい体勢から吉井選手の3Pが決まり、57対60の3点差に。第4Qは残り3分で津屋、大浦の両選手の連続3Pで逆転するが、終了間際に琉球にタップシュートを決められ、延長戦にもつれ込んだ。
延長第1試合は琉球有利な展開が続くが、終盤に吉井、デイビッド・ダジンスキーの両選手の3Pで追いついて再度の延長戦に。前半から吉井、ヌワバの2選手の3Pで3点リードを奪ったが、後半はリバウンドから外国籍選手に得点を決められ、残り10秒で逆転された。その後はファウルゲームで勝機を探るが、及ばなかった。
大野篤史ヘッドコーチは「勝たせてやりたかった。その言葉に尽きる」と悔いた。佐々木選手が早々に退場し、メイテン選手が万全ではないなかで要所での根本大選手、吉井選手、津屋選手らの3Pが光った。「(柏木)真介がいないなかで、大にかけてみようと思った。序盤でアンダーで守られ打たなかった場面があったので、『迷わずに打ちなさい』と伝えた。一球はシューターマインドを持っているし、吉井はヌワバがプレータイムが長くなったなかで、マッチアップを変えるなどし、攻守で貢献した」と褒めた。次戦に向け「もう一度立ち上がらないといけない」と述べた。
大浦選手は敗因を聞かれ「すべてはリバウンド。隆成に勝ちを届けたかった」と振り返った。「言い訳をせず、自分たちのバスケをやり続けるだけ。最後まで戦い抜きたい」と語った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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