豊橋中央の中立大翔選手(1年)は、5日の科技高豊田との2回戦に6番一塁で先発出場。3安打2打点の大活躍でチームの勝利に貢献した。
1打席目は凡退したが、四回には1死一、三塁から中前打、六回は1死一塁で左前打を放った。七回2死三塁で、インコースのスライダーを捉えて右中間に抜ける適時二塁打。「2球連続でインコースに直球が来たので、次も来ると思った。うまくスライダーに反応できた」と技ありの一打に笑みを浮かべた。
最終回。3点を追加され、なお2死二塁のピンチの場面でマウンドに。「あまり緊張しなかった」と笑顔を見せながら仲間に合図を送るシーンも。落ち着いたマウンドさばきで、最後の打者を右飛に打ち取った。
投手は、愛知豊橋ボーイズ(豊橋スカイラークス)時代はほとんどやっておらず、本格的に挑戦したのはこの春。コーチから「やってみる?」と聞かれ、練習し始めた。球速は日に日に伸び、現在は最速141㌔。落差の大きなフォーク、小さな変化のスライダー、カーブなど、切れの良い変化球を操る。萩本将光監督は「目立ちたがり屋でチームに与える影響は大きいし、1年とは思えない力を持っている」と期待十分だ。
今大会の目標は「投手では大会中に150㌔突破、打撃では6~7割打つこと」と意気込んだ。憧れの先輩として正捕手、松井蓮太朗選手の名を挙げ「詰まってもグーンと伸びる打球がすごい」と目を輝かせていた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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