バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は今季6勝6敗で西地区8位。昨季の優勝チームは苦しい戦いを強いられている。主力選手がコンディション不良で戦線離脱するなか、チームを支えているのは、10月下旬に短期契約でアルバルク東京から加入したスティーブ・ザック選手(32)だ。
初実戦となった10月25日の「川崎ブレイブサンダース」戦では先発出場し、8得点11リバウンドでゴール下を支えた。わずか1日の練習で大野篤史ヘッドコーチは「感謝しかない。バランサーになってくれた」と称賛した。
ザック選手は、チームに溶け込むうえでポイントガード(PG)の大浦颯太選手を挙げた。2人は2022ー23シーズンまで「秋田ノーザンハピネッツ」で一緒。大浦選手が1年早く秋田を去り、「悲しかった」と回想する。当時控えだった大浦選手は日本代表に成長。「颯太がいろいろと話してくれて助かった。真のPGで成功している要因が分かった」と話す。
堅守と2点シュート中心の昨季までのA東京と、スピーディーな展開の三遠は特徴が異なる。大浦選手は「システムについて話しながらプレーした。彼の得意な部分を生かしながらオフェンスができるよう支えていきたい」と語る。ザック選手は「A東京はプレーが整っている分、完璧さが求められるが、三遠は自由。ボールスクリーンは自分のやり方に合っている」と手応えを話した。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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