豊橋市菰口町1の美術家でデザイナーの味岡伸太郎さんは、イギリスに本拠を置く国際送金のオンラインサービス大手「Wise(ワイズ)」の日本語の文字フォントをデザインした。本格的に日本での営業を開始するのにあわせ、ホームページや看板広告、パンフレットなどの漢字や仮名などに使用する。ワイズが使っているアルファベットのフォントにあわせて作成した。
ワイズのオリジナルのアルファベットは、ゴシック調で線が太く、さらに字間が通常の日本語よりも狭い。またアルファベットと漢字を同じ大きさにすると、漢字が小さく見えてしまう。これら課題をクリアするため、漢字の下部はアルファベットとそろえ、上部を少しだけ上に出し、漢字を少し大きくすることで、見た目が同じになるよう工夫した。字間も調整した。
デザインした漢字は約500文字で、これに仮名とカタカナを加えた。作ったフォントは、ホームページで使えるようWOFF(ウォフ=ウェブ・オープン・フォント・フォーマット)に対応した。漢字は、文章の見出しなどで使うものだけとし、数を絞った。
ワイズの担当者が、さまざまなデザイナーを調べ、味岡さんを選んだという。味岡さんは「日本語は漢字の数が多いため、一般の企業では自社専用のオリジナル文字は、企業名やキャッチコピーなどしか作らないケースが多い。これだけ多くのオリジナルの漢字をデザインした企業を私は知らない。画期的な取り組みで、これからの日本語フォントを考えるうえで重要な取り組みになると感じている」と話す。
ワイズは世界の主要都市に拠点を構え、40種類の通貨を160カ国・地域に、低い手数料で送金できるサービスを提供する国際的企業で、利用者は1600万人を超える。日本では昨年11月に「全国銀行データ通信システム」と接続し、ワイズ経由で国際送金ができるようになった。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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