豊橋落語天狗連(てんぐれん)主催の「第46回豊橋小市民寄席」が5日、豊橋市公会堂で始まった。地元の芸達者28人が落語やコントなどを繰り広げ、やんやの喝采を浴びた。
元公務員、デザイナー、医師、サラリーマンらがメンバー。毎年訪れるファンも多く、いつも大入りとなる。全国有数の寄席だ。
開幕前のアナウンスで客席をくすぐった後、トップバッターは小呂比家捻挫さん、弾家うさぎさんによる太神楽。毎回恒例で、こま回しや和傘の上でボールや皿、ざる、ぬいぐるみなどを次々と回す。楽しい掛け合いがあり、一芸のたびに大きな拍手が起きた。
寄席踊りや天狗連メンバー総出演のコントなどにぎやかな舞台も。落語は鶴橋減滅渡さん、成田家紫蝶さん、微笑亭さん太さんらベテランが高座に上がった。初日のトリは六ツ家千艘さんが務め、宮部みゆきさんの短編から創作した「器量のぞみ」を掛けた。
小市民寄席は6日もあるが、入場券は完売している。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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