本業は水質検査機関勤務 生成AI駆使し未経験でゲーム開発 イオンモール豊川で体験型サイネージ「東三河大収穫祭」放映中

2026/09/22 07:45(公開)
水野さん
水野さん

 東三河を拠点にアプリやゲーム制作などに取り組む「Tech Connect(テックコネクト)」代表の水野真治さん(47)が制作した体験型サイネージ作品「東三河大収穫祭 ~とれとれ 三河のうまいもん!~」が、豊川市白鳥町のイオンモール豊川2階セントラルパークで放映されている。ゲーム制作は未経験だったが、生成AIと対話し開発を進める「バイブコーディング」を駆使し、1人で完成させた。27日まで毎日午後1~2時にプレーできる。

 

 今年6月の「第1回イオンモール豊川インタラクティブサイネージコンテスト」で、個人や高校生を含む全12グループの中から最優秀賞とオーディエンス賞を受賞した作品。400インチの画面の前に立つとカメラが人の動きを検知し、上から落ちてくるキャベツや大葉、うずらの卵など東三河特産の農産物9品目を、体を動かして集める体感型ゲームだ。

 

 こだわったのは「遊んで終わり」にしない工夫だ。ゲーム内でキャッチした農産物は、収穫量の順位や産地、おすすめの献立に加え、館内で購入できる具体的な売り場まで案内される。「夕飯の食卓で『楽しかったね』と家族で盛り上がってもらいたい」と水野さんは話す。一方で、演出面と動作の滑らかさの両立に苦戦し、本番前日まで新しいAIモデルを導入するなどして完成にこぎ着けた。

 

 会場では連日、子どもたちが体をいっぱいに動かして遊ぶ姿が見られ、モールの担当者も「遊びながら地元の農産物を知ってもらえる貴重な機会」と高く評価する。

 

 普段は豊橋市内の水質検査機関に勤める。新型コロナウイルス禍で「自分の名前で食べていきたい」と考え、ライターとしてVRやARに関する記事を書き始めたのが転機だった。「自分のイメージが形になっていくのがすごく面白い」と自作するようになった。「今後は制作したゲームのレンタル展開や、ARグラスなど新しいデバイス向けコンテンツ制作にも挑戦していきたい」と話している。

イオンモール豊川で放映されているサイネージ作品
イオンモール豊川で放映されているサイネージ作品
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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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