災害に強い道路整備提案

2016/12/23 00:00(公開)
地図を見て道路整備案を出し合う参加者ら=牛久保公民館で
 豊川市牛久保地区の市民でつくる「牛久保安心・安全なまちづくり協議会」のワークショップが21日夜、牛久保公民館で開かれた。今年度4回目は「道路」をテーマに、災害時の緊急車両進入や避難経路の確保に向けた意見を交わした。
 最初に豊橋技術科学大学建築・都市システム学系の辛島一樹助教が、住宅が密集し、狭い道路も多い牛久保地区の延焼の危険性や避難の難しさを解説。「道路幅を広くするだけでなく、建物の耐震化や建て替えなども必要」と呼びかけた。
 これらを参考に、参加者は4グループに分かれ、地区内の道路の整備案について意見交換。緊急車両が入ってこられるように道路の拡幅や、避難所となっている牛久保小学校、牛久保児童遊園、寺町公園への避難軸となる道路の整備、住宅密集地にある空き家の撤去、電柱の移設などを提案した。
 また、これら防災に強いまちづくりを実現するための今後の取り組みとして「まずは延焼の危険性や避難しづらい現実を住民に周知する」「地区でルールや条例をつくる」「防災のためだけではなく、住民の日常生活にもメリットがあるような整備を考えるべき」といった意見が出ていた。
(由本裕貴)
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