タカで鳥インフル対策

2017/09/21 00:02(公開)
鳥インフルエンザ対策にタカの調教を始めた塩野谷さん、里美さん夫婦と威風堂々としたピーちゃん
 市街地の木をねぐらにするムクドリのフンや鳴き声が各地で問題となっており、豊橋市はムクドリの天敵のタカを使って追い払い作戦を展開。ムクドリを追い払う大きな効果を上げている。豊橋市日色野町の養鶉(ようじゅん)業・塩野谷商店の塩野谷和昭さん(43)でも、大事なウズラを鳥インフルエンザからまもろうと、タカを使って害鳥の追い払いを行うためタカのピーちゃんの調教を始めた。
 ピーちゃんは、6月25日に名古屋市内のふくろうカフェから購入した推定8カ月の雌。調教は、夫人の里美さん(42)の協力で餌を与える午後8時過ぎから塩野谷さん夫婦の自宅で行っている。
 タカは鳥類の食物連鎖の頂点に立つ鳥類が最も恐れる存在。現在は室内の調教で、餌をもらうために人間に従うようにさせるタカの本能を引き出す訓練を行っている。屋外の調教を経て、来年秋以降の害鳥を追い払う鳥インフルエンザ対策に期待を寄せている。
 養鶉や養鶏農家がタカを使っての野鳥駆除や鳥インフルエンザ対策を行うのは全国的にも珍しく、その効果が注目されている。
 塩野谷さんは「ハトやカラスなどの害鳥はタカの襲撃には慣れることはなく効果が期待され、近隣の野鳥によるふん公害にも役立つのでは」と話し、心配される鳥インフルエンザ対策としての秘密兵器に期待を寄せている。
(佐藤勝美)
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