蒲郡BP豊沢トンネル工事の安全祈願

2017/09/27 00:01(公開)
豊沢トンネルの掘削工事現場で行われた安全祈願の神事=豊川市御津町で
 国道23号・蒲郡バイパス(BP)区間内では最後のトンネル工事となる豊沢トンネル(仮称)の工事安全祈願祭が26日、豊川市御津町のトンネル前で行われた。県立御津高校のグラウンド地下を通るトンネルで、関係者は生徒や地元住民らの安全と早期完成を祈願した。
 豊沢トンネルは豊川為当インターチェンジ(IC)から北西へ約1・7㌔に位置し、御津高校の南で地下に潜り、グラウンドや東三河ふるさと公園付近を通る延長336㍍のトンネル。蒲郡BPでは蒲郡市側ですでに完成した五井トンネル、今年度末の完成を見込む国坂トンネルに続く、最後のトンネルとなる。
 安全祈願は金野IC側で行われ、国交省名四国道事務所や建設工事を担う戸田建設、御津高校や地元連区から代表者が出席。玉串奉奠(ほうてん)などの神事が行われた後、豊川市の山脇実市長は「開通すれば東三河や東海地方の観光面、産業面で大きなストック効果が期待できる。土地の買収を一刻も早く頑張りたい」と、用地買収を進めることを約束した。
 豊沢トンネルの工期は2018(平成30)年12月までだが、トンネル自体は来年夏ごろまでに貫通する見通し。御津高校のグラウンドの一部が工事区域となるが、フェンスなどで生徒の安全確保を徹底する。同校の服部哲也教頭は「仮設グラウンドも作っていただき、配慮してもらっている。事故なく無事に完成してほしい」と祈った。
 蒲郡BPは東部区間の約9・1㌔が未開通で、開通すれば豊橋市から名古屋圏までを無信号でつなぐ「名豊道路」が完成する。沿道の市は2020年までの完成を目指している。
(由本裕貴)
玉串奉奠に臨む山脇市長=同
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