「越境」テーマに豊橋市美術博物館で県美術館と県陶磁美術館の「移動美術館」が開幕

2026/02/23 00:00(公開)
ガレやモディリアーニなどの作品が並ぶ
ガレやモディリアーニなどの作品が並ぶ

 愛知県美術館と県陶磁美術館による移動美術館「クロスボーダー:越境する美術」が21日、豊橋市美術博物館で始まった。両館の所蔵品を県内各地で公開する取り組みで、豊橋での移動美術館は16年ぶり2回目。同日、関係者を招き、開場式と内覧会が開かれた。

 

 今回は「越境」をテーマに、国内外の絵画や陶磁器など56点を展示。19世紀末からの交通網の発達に伴い、留学や指導のための渡航、外貨を稼ぐための移住、戦争による亡命など、さまざまな理由で国境を越えて活動した作家やその作品の「越境」に着目した。

 

 開場式では、県美術館の平瀬礼太館長が「三河での開催を心よりうれしく思う。国内外の多彩な作品をお楽しみいただきたい」とあいさつ、長坂尚登市長が「美術館リニューアル後の良好な環境で見ていただけるのはありがたい。ぜひ県の収蔵する美術品を見てほしい」と述べた。来賓の小原昌子市議会議長、関健一郎、山本左近の両衆院議員のあいさつに続き、テープカットで開幕した。平瀬館長、県陶磁美術館の佐藤一信館長による記念講演会もあった。

 

 「越境の時代:開国後の日本美術と工芸」「異邦人の交差点としてのパリ 『外地』としての東南アジア」「アメリカ大陸へ:働く画家の肖像」「『芸術の中心地』の交代:往来者たちのニューヨーク」の4章と「コラム『越境と民藝運動の広がり』」に分けて作品を展示。アメデオ・モディリアーニやピエール・ボナールの油彩、エドヴァルド・ムンクや藤田嗣治、マルク・シャガールの版画、エミール・ガレの磁器などが並ぶ。他国の文化に触れ、独自の表現を切り開いた作家たちの足跡をたどる構成となっている。

 

 3月8日と21日は午後2時から学芸員によるギャラリートーク、同20日午前11時から「アンサンブル クレール」によるミュージアムコンサートも予定している。

 

 展示は3月22日までで、入場無料。月曜休館(2月23日は開館し、24日が休館)。

関係者によるテープカット
関係者によるテープカット
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田中博子

 愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。

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