「剣理人倫 我外皆師」〈79〉「熱い想いを胸に知恵を出す」

2026/02/14 00:00(公開)

 原稿提出時には選挙期間中でしたので結果はわかりませんが、候補者の訴えや常日頃の政治家の話を聞いていると、日本は本当に駄目なのか。未来に希望は持てないのか疑問です。他党を批判ばかりするのではなく、自分ならどうすると具体的に考え、オールジャパンで力を合わせていい国にしていけばと思います。確かに経済は低迷して失われた30年と言われて今に至っています。物価高をはじめ厳しさを痛感していますが、良かった時と比較しても社会情勢が違うのだから、今に合わせて知恵を出して汗をかくしかないのではないか。

 

 私は学生の頃、シカゴの大学に短期留学しました。当時はNBAのシカゴブルズやマイケルジョーダン全盛期だったので、すぐに感化されてナイキ製品を身につけるようになりました。もともとマイケルジョーダンもチームも違うシューズメーカーと専属契約していました。ナイキの営業担当者はマイケルにコンタクトを取ったら「プレーする時は全員契約したシューズを履かないといけない」と言われました。あきらめかけたその時のマイケルの次の一言で、ナイキは勝利を確信しました。「この契約に違反したら5000ドルの違約金を払わなければならない」。結果ナイキはマイケルにシューズを履いてもらい、違約金を払うことになったのです。

 

 1試合で5000ドル、10試合で5万ドル、20試合で10万ドル。世界のスーパースターに対する広告宣伝費にしてはとても安い金額ですよね。その違約金のおかげでナイキは「マイケルジョーダンは違約金を払ってまでナイキのシューズを履いている!」というコマーシャルまで流すことができました。さらにシューズのネーミングまでもエアジョーダンに変えました。これがバスケットボールファンだけでなく世界中の若者たちから支持を得るようになったのは周知のとおりです。

 

 私もシカゴで何足も買いました。後にマーケティングを学んだ時に有名な話として知りましたが、当時は現地にいたのに知らなかったです。あの時に比べたら不況かもしれませんが、何ができるかを考え一所懸命に頑張る。何もしないなんて、じょーだんじゃない。

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