田原東部コミュニティ協議会は24日、防災学習会を谷熊町の田原東部市民館で開いた。校区の約80人が参加、安全運転サポートカー体験会や炊き出し講習などがあった。

　サポートカー体験は「ＮＴＰ名古屋トヨペット」が協力。被害軽減自動ブレーキやペダル踏み間違い時加速抑制装置を備えた乗用車に乗って、障害物が近くにある状況でアクセルを踏み込んでも急加速しないなどの性能を体験した。災害時に役立つコンセント電源内蔵車や車中泊用グッズの紹介などもあった。

　炊き出し講習は、アルファ化米を使って50人分の食事作りを実践。大きな釜を使って湯を沸かす際の注意点なども伝えた。消火器やＡＥＤ（自動体外式除細動器）を使う講習もあった。

　田原署員は交通安全講話をした。市内では運転手の体調不良が影響したとみられる高齢者の事故が起きている。「高温多湿で運転中に体調不良を起こしやすい。体調を確認し、疲労を感じたら運転を控えてほしい」と話した。サポートカーも事故を防ぐものではなく被害を軽減する機能で、自身でしっかり気を付けることが大切だと呼び掛けた。