平田さんドラゴンズ終盤戦の見どころ語る 「アップデート足りない」

2024/08/28 06:00(公開)
インタビューに応えた平田さん

 元中日ドラゴンズ外野手の平田良介さんが、下位に低迷する中日のこれまでの戦いや、終盤戦の見どころなどを平田さんに聞いた。

【聞き手・北川壱暉】

 

 ―中日のここまでの戦いはどう見ていますか。

 ◆投手陣は頑張っていると思います。ただ、勝ち越したり、同点にしたりした次の回に、取られてはいけない点を取られる印象があります。打撃陣もよくやっていると思いますが、打席ごとにアップデートできてるのかが気になります。

 ―「アップデート」とは。

 ◆投手がミーティングやデータ通りの攻めをしてこなかった場合の対策を考えることです。本塁打を絶対に打たれたくない場面では、インコース多い投手でもアウトコースに来ることがある。データはあくまでも一つの材料。試合を見て先を読む力や「何をされたら嫌なのか」という相手心理を読む力を養うと、球種を絞りやすくなります。

 ―平田さんはどんな意識で打席に入っていましたか。

 ◆「勝つためにどうするか」だけ。個人成績は全く気にしてなかった。細川成也選手が一時期本塁打が出ていないと言われていましたが、バンテリンドームで30本塁打を打つのは本当に難しいことなので、本塁打を目標にしていないのであれば、全く気にしなくて良いと思います。

 ―豊橋出身の藤嶋健人投手の活躍はどうみていますか。

 ◆中継ぎでは松山晋也投手に並ぶほど欠かせない存在。ピンチのときでも頼もしいですね。

 ―注目選手は。

 ◆石川昂弥選手。これからの中日を背負う選手ですから。守備のうまい高橋選手がいるなかで、どれだけ結果を出せるかに注目です。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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