バスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」は、アウェーの「沖縄アリーナ」で5日、「第100回天皇杯全日本選手権」準決勝で、前回準優勝の「琉球ゴールデンキングス」と対戦する。勝てば実業団時代を含めて初の決勝進出となる大一番。大野篤史ヘッドコーチ(HC)は「どの試合も一緒。絶対に勝ちたい」と気合十分だ。
三遠にとって過去最高は準決勝進出。実業団JBL時代の2007年は、「アイシンシーホース」(現シーホース三河)に1点差で涙をのんだ。
今大会は、2次ラウンドで「徳島ガンバロウズ」(B3)「しながわシティバスケットボールクラブ」(同)「佐賀バル―ナーズ」に3連勝。その後の3次ラウンドでは「長崎ヴェルカ」に84対50で快勝。準々決勝では「群馬クレインサンダーズ」相手に一進一退の攻防が続いたが、第4クオーターの土壇場で佐々木隆成選手が1本決め、79対77で勝利した。
三遠の注目は湧川颯斗選手。長身を武器に2桁得点をマークする攻撃力に加え、守備にも成長がみられる。湧川選手は「相手との駆け引きはまだまだ」と謙遜したが、大野HCは2日の大阪エヴェッサ戦後に「課題だった点も徐々に克服できているから、今のプレータイムを勝ち取れている」と評価した。佐々木、大浦颯太の両司令塔に続く、複数ポジションを守れる彼の存在が三遠の武器となっている。
一方の琉球は、直近2大会連続で決勝に進んだが、いずれも「千葉ジェッツ」に敗れた。今大会は準決勝からの登場。直近のリーグ戦では中地区2位の「アルバルク東京」にアウェーで83対58で大勝し、西地区首位を独走中だ。司令塔でありながら、高確率な3点シュートが強みの岸本隆一選手を封じ込めるかが鍵となる。得点源のジャック・クーリー選手のインサイドにも要注意だ。
試合開始は午後7時半。豊橋市の「穂の国とよはし芸術劇場プラット」でパブリックビューイングが開かれる。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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