新城市在住の仲神信夫さん(77)の写真展「京都祇園祭/舞妓襟替え~芸妓へ」が、豊川市桜ケ丘ミュージアムで開かれている。舞妓(まいこ)が芸妓(げいこ)へと成長していく姿を中心に、祇園祭の山鉾(やまぼこ)、金閣寺や瑠璃光院などの名所を撮影したA2サイズの44点が並ぶ。20日まで。
仲神さんは京都に何度も通っている。舞妓の「田ね文」さんとは、旅行会社が企画した「大人の修学旅行」での撮影で出会った。仲神さんが撮影した写真が気に入られ、それ以降、撮影を続けることを許可された。
田ね文さんの舞妓だった頃、舞妓から芸妓になる儀式「襟替え」のさまざまなシーン、芸妓になってからの姿など、18~30歳へ成長していく姿を捉えた。舞妓として最後に舞う「黒髪」、襟替え中のみ許される髪型「先笄(さっこう)」、化粧をする様子、芸妓として新たな出発をするための「黒紋付きの着付け」などを紹介する。スイーツを食べる様子など普段の姿の写真もある。
祇園祭では、一方通行の狭い道である新町通を通過する山鉾、その山鉾を見る芸妓などを展示した。また京都らしい雰囲気のある場所として、金閣寺の舎利殿、瑠璃光院の青もみじを紹介した。
仲神さんは「舞妓から芸妓へ成長する写真は、1対1で撮影したもので、雰囲気が伝わると思います。カメラはライカを使い、味わい深い作品に仕上げました」と話す。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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