第60回「長篠合戦のぼりまつり」(まつり奉賛会など主催)が5日、新城市長篠で開かれた。武将や姫にふんした行列や火縄銃演武などがあった。長年出演していた米沢藩古式砲術保存会と日本前装銃射撃連盟は今年が最後の演武となった。
1575(天正3)年5月にあった長篠城をめぐる攻防で戦没した武田勝頼軍と織田信長・徳川家康連合軍の将士の冥福を祈る。
合戦行列は午前9時半に鳳来支所を出発。長篠城主の奥平貞昌を先頭に、家康、信長、勝頼の各軍の計19人が、甲冑(かっちゅう)や打ち掛け姿で長篠城跡まで約2㌔を練り歩いた。
式典では、まつり奉賛会長の原田隆行会長と下江洋行市長があいさつし、合戦から450年の節目と世界平和を祈念した。
火縄銃演武は山形県米沢市の「米沢藩古式砲術保存会」と、千葉市に事務局がある「日本前装銃射撃連盟」が2回ずつ披露した。
保存会は1968年から55回参加してきた。今回も19人が訪れ、重さ約15㌔の「雷筒」と呼ばれる火縄銃を実演した。また前装射撃連盟は9人が出演した。長年の活動協力から下江洋行市長が保存会の宮坂直樹会長と、連盟の石井和己事務局長に感謝状を贈った。両団体は今回の出演が最後となった。
他にも不朽流吟詠会による詩吟、和太鼓グループ「長篠陣太鼓」の演奏、鳳来中部小学校児童による歴史ガイドや「徳川家康と服部半蔵忍者隊」のショーがあった。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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