春の高校野球愛知県大会の準決勝が3日、岡崎市の「岡崎レッドダイヤモンドスタジアム」で行われた。豊川が至学館を3対2で破り、決勝進出を決めた。5月24日に三重県で開幕する春季東海大会への出場権も得た。
豊川はプロ注目の右腕中西が先発。四回まで140㌔中盤の直球と切れ味鋭いスプリットやカーブなどでで1安打無失点に抑えた。だが五回2死一、二塁から右前適時打を浴びて先制を許す。味方が逆転して迎えた六回1死一、三塁では守備の乱れで同点に追いつかれる。八回は先頭の近藤が右前安打、林優が送って1死二塁に。上江洲が初球を捉え、左越え二塁打で勝ち越した。
長谷川裕記監督は「前半は初球から無理に打ちにいっていた。2順目からは受け身にならず自分の球を打つという意識が功を奏した」と振り返った。上江洲については「一番信頼している打者で勝負強さを発揮してくれた」と褒めた。モイセエフら上級生が抜けた昨年秋の大会ではベスト8止まり。今大会まで打撃力を磨いてきたが、長谷川監督は「林優、北田がもっと打ってくれないと」と奮起を期待した。
中西は打っては五回に同点打を放ち、投げては九回途中まで2失点。長谷川監督は「普通の選手ならよく投げたと言うが、プロを目指すならこれでは評価が上がらない」と手厳しかった。中西は「調子が悪く、全力を出さずに丁寧にいこうとしたが、力んで抜ける球が多かった。骨盤が横回転で肘が下がっていた」と課題を残した。
次戦は4日、岡崎で東邦と対戦する。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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