東三河が舞台のライトノベル「負けヒロインが多すぎる!(マケイン)」の第8巻が19日、発売された。作品にも登場する豊橋市の「精文館書店本店」には、開店前から多くのファンが行列をつくった。
マケインは、同市出身の雨森たきびさんが描く高校生たちの青春ラブコメディー。昨年7月にアニメ化され、爆発的なヒットを記録した。第8巻は、生徒会選挙の会長選で天愛星の推薦人に選ばれた主人公の温水和彦の運命に注目が集まる。
午前10時の開店を前に50人以上のファンが並んだ。シャッターが開くと「お待たせしました!」の看板が掲げられた正面の特設コーナーに進んでいった。作品を手に取って感慨深そうな表情でじっと表紙を眺める人、スマートフォンでコーナーを撮影する人もいた。
19日発売だったが、16日に店頭に並ぶ書店も。これは仕入れ先の取次店によってスケジュールに違いがあったためという。川田智美店長(43)は「少し焦ったが、ファンを喜ばせる何かを」と、ペンの紙袋にヒロインの八奈見杏菜が例えられる「ラッコ」柄のハンコを押して付録にした。ロゴや登場人物が入ったしおりの付録も好評で「すごくかわいいのでぜひ」と話していた。
神奈川県横須賀市の森駿一郎さん(34)は前日に来豊。「天愛星をはじめ生徒会メンバーに注目したい。早く読みたい」と語った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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