新城で強右衛門の功績たたえる「鳥居閣祭」 合戦450年で特別催事も

2025/04/28 00:00(公開)
除幕された450年の慰霊碑=新城市有海で

 1575年に長篠城を守ろうと奔走した足軽鳥居強右衛門を供養する「鳥居閣祭」が27日、新城市有海の新昌寺で営まれた。「長篠・設楽原の戦い」から450年の節目として餅投げや慰霊碑の除幕があった。

 

 強右衛門の亡きがらは胴体が新昌寺に埋葬されたと伝わる。墓碑は、有海地区の住民が1763年9月に建立した。境内では1903年に鳥居閣が整備された。毎年4月に地元有海区が「鳥居閣祭」を続けている。

 

 有海区は今年、「戦い450年3部作」としたイベントを企画。2月に史跡巡りを、3月に境内に陽光桜1本を植えた。来賓の下江洋行市長は、節目として8月30~31日に戦国博覧会を、11月には鉄砲サミット(仮称)を計画していることを紹介。「市制20周年も迎える。一緒に盛り上げていきたい」と述べた。

 

 鳥居閣前では岡村将志住職の読経の中、参列者が焼香した。強右衛門の子孫で豊川市の鳥居信行さん(74)も手を合わせた。「長く続けてくれてうれしい」と述べた。

 

 市設楽原歴史資料館館長の湯浅大司さんが鳥居強右衛門について講演。「描画や映画にもなっている。岡崎城を行き来した3日間の活躍が後世に語り継がれている人はそうはいない」と説明した。

 

 最後には赤川哲久区長や鳥居さんらで墓碑の東側に立てた450年慰霊碑を除幕した。

焼香後に手を合わせる鳥居さん㊧
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

最新記事

日付で探す

<前次>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
住まいLOVE不動産 藤城建設 虹の森 光生会 蒲郡信用金庫 さわらび会
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 全国郷土紙連合 穂の国