「三遠ネオフェニックス」にとって、欠かせないプレーヤーが佐々木隆成主将(29)と吉井裕鷹選手(26)だ。
2人がチームメートとなるのは三遠が初めてではない。2018~19年シーズンに、「大阪エヴェッサ」の特別指定選手として一緒にプレーしている。当時は2人とも大学生でプレー時間は今ほど多くはなかったが、当時のトレーナーは「何をするにも一緒で仲が良かった。試合後に先輩たちの洗濯物を集めたり、ボトルを洗ったりとマネジャーの手伝いも積極的にしていた」と語っている。
その後、佐々木選手は「熊本ヴォルターズ」へ、吉井選手は「アルバルク東京」に移籍し、今季から再び戦友となった。
佐々木選手は3歳年下の吉井選手に対して絶大な信頼を寄せている。「後半戦の苦しい場面でもコート上でずっと話して鼓舞し続けてくれて、チームの力になっている」と評価する。プレーについても「外国人にも当たり負けしない守備で頑張ってくれるし、攻撃でもアグレッシブにシュートを狙える。何でもできるオールラウンダーなのがいつもすごいと思っている」と話す。一方の吉井選手は「スピード、身体能力はトップクラス」と互いを認め合う。
試合後には「一緒に食事に行くことも多く、バスケの話ばかりしていた」という2人。CSでの両雄の活躍に目が離せない。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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