新城市長篠城址史跡保存館は1日、戦国時代の地元の侍、小野田源右衛門ゆかりの太刀の展示を始めた。持ち手部分には小野田が天正7(1579)年に刀身を調整する「すり上げ」をした刻印がある。21日まで。
市民有志「小野田源右衛門正勝功績顕彰会」(源彰会)から借りて展示した。鑑定書などによると室町時代の作で刃渡り77㌢。持ち手部分の表面に作者の「俊光」の名があり、裏面には「天正七年己卯四月吉日小野田源右衛門」などと刻まれている。
源彰会によると戦国時代に田峯の菅沼家に仕え、1561年に真菰村(現新城市連合)の領地を与えられた小野田源右衛門と同じ人物という。小野田は1572年の三方原の戦い、75年の長篠の戦いで奥平信昌と一緒に長篠城に籠城したと伝わる。
会場では、小野田の刻印が見られるよう刃先を下向きに展示。小野田家の家紋にちなんだ刀のつば、傍らには小野田源右衛門の略歴を伝える説明がある。
入館料は高校生以上300円、小中学生100円。午前9時~午後5時。
市は「長篠・設楽原の戦い」(1575年)から450年を迎えたのに合わせ、特別版の「長篠城」御城印を市長篠城址史跡保存館で販売中。1枚500円(税込み)で3000枚限定。
長篠出身の若手書道家潤玲鳳(うるい・れいほう)さん(25)が揮ごうした。ダチョウの毛を使って行草体で記し、篆刻の朱印「三河國長篠城主之印」を施した。
購読残数: / 本
浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
週間ランキング
豊橋で「夜店」始まる 豊川のプリオにロピア初出店へ 【中日ドラゴンズ特集】5月13日は豊橋市民球場でヤクルト戦 地元出身・藤嶋投手の登板なるか マケインのベスト定規、豊橋発の地元コラボ 【豊鉄バス】初の外国籍路線バス運転士、中国出身の鈴木さんデビュー 【三遠ネオフェニックス】2度の延長戦も・・・琉球に惜敗 CS準決勝は第3戦へ 桜丘高卒業のバスケ選手2人が米国へ 田原で猫の虐待か、薬品をかけられたか 愛知豊橋ボーイズが読売杯日本少年野球中日本大会で準優勝、主砲の磯谷選手が優秀賞 【豊橋新アリーナ】反対派市民団体が住民投票条例可決受け勉強会 「運動は自由」も公選法影響日付で探す