豊橋で江戸から続く御衣祭り

2025/05/11 00:00(公開)
御衣が入った唐櫃をかつぐ田中さん(手前)と田代さん=湊神明社で

 豊橋市湊町の湊神明社で10日、「御衣(おんぞ)祭り」が開かれた。氏子や子どもらが参列し、伊勢神宮へ運ぶ絹織物の御衣を奉納した。

 

 江戸時代初期の元和年間から続くという。その後、2度の休止を経て、1949年に復活した。現在は5月の第2土曜に開催している。

 

 かつては奥三河の生糸を使い、三ケ日の初生衣神社で織られた御衣を湊神明社に移動させ、ここから船で豊川、三河湾、伊勢湾を経由して伊勢神宮へ納めた。船は使っていないが、今でもこの伝統を守っている。

 

 この日は、御衣が入った唐櫃(からびつ)を年番の田代浩平さん(48)と田中千也さん(50)がかつぎ、足踏みをしながら「衣」の文字を書く独特の動きをする「衣踊り」をして納めた。続いて35人の地域の子どもたちが、御衣の到着を祝って踊った。雨のため拝殿内で執り行われた。

 

 責任総代の稲田高一さんは「地域の伝統ある祭礼。今後も守っていきたい」と話していた。

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竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

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