今年創立50周年を迎えた「豊橋手話サークル クローバーの会」は17日、豊橋市総合福祉センター「あいトピア」で記念式典を開いた。会員や関係者ら約60人が集まり、節目を祝った。
1975年5月20日設立。ろう者と聴者の会員で活動しており、現在は小学生から60代後半まで64人が所属する。手話活動の普及などに力を入れ、毎週土曜に市障害者福祉会館「さくらピア」で例会を開くほか、季節行事などを楽しんでいる。
式典では中島謙会長が「50年という長い歴史を持つ手話サークルの責任は大きく、皆さまの期待に添えるよう努力してきました。時代の流れとともに会員が減少傾向にあるが、手話にはメールにはできない奥深い心を伝えられる。クローバーの会という名前のように、みんなが手と手をつなぎ合って、幸せを作り出していけるよう努力したい」などとあいさつ。来賓の市聴覚障害者協会の内藤達矢会長がこれまでの功績をたたえ、今後の活躍を祈念した。
続いて、長年会長を務める中島会長、2013年から11年会長を務めた青木安夫さん、1982年から28年間会員として活動する酒井清春さんの3人によるトークショーがあり、画像を交えながら会の歴史や思い出を振り返った。ほかに、会の活動を紹介する映像や「耳の日大会in刈谷 手話パフォーマンス」の上映会、クイズ大会、交流会などがあり、参加者は会の今後一層の発展を期して懇親を深めた。
「活動を続ける中でろう者の会員が少なくなるなど厳しい時代もあった。呼び掛けを続け会員も増えてきた中で50年が迎えられてうれしく思う」と中島会長は語る。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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