中部経済連合会は12日、東三河の農業や特産品に焦点を当てたイベント「世界に羽ばたく東三河の農と食」を名古屋市中区で開いた。東三河の12事業者が出展。旅行代理店、商社、百貨店などのほか、米国、カナダ、韓国といった領事館の関係者ら約100人が出席し、交流を深めた。
イベント冒頭、中経連副会長でサーラグループの神野吾郎CEOは「優れた産品を生み出し、元からあった物を生かしていくことが大切。東三河は農産物、水産物、畜産物といった一次産品で日本有数の生産高を誇っています。こだわりの物を作り続ける人、新しい物を作ることに挑戦している人がいる。今日はたくさんのクリエーターが来ているので、いろいろ会話をして、本質的な良さを感じ、理解していただければと思います」とあいさつした。
「ホテルアークリッシュ豊橋」の今里武総料理長が「地域の風土を料理で伝える」をテーマに講演。「食と農」をキーワードに生産者、料理人、フードビジネスに携わる人たちと消費者をつなぎ、東三河を「フードクリエーターの聖地」として発展させる「東三河フードバレー構想」について話した。
「地域の宝を世界へ」と題したパネルディスカッションでは今里氏のほか、関谷醸造の関谷健社長、「エニシング」の西村和弘社長、「Waphyto」の森田敦子社長が登壇。海外市場で求められている商品や価値、海外のバイヤーへの売り込み戦略などについて話した。
交流会で参加者は日本酒や農産物の試食をしながら、出展している事業者と交流を深めた。
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1959年東京都生まれ。山田一晶編集長に声を掛けてもらい、2024年5月に入社した。それまでは別の新聞社に勤務し、名古屋、岐阜、東京などで記者をしていた。事件取材が長かったが、東京では食文化、社会保障といった分野の取材も経験。介護など生活に密着した記事の重要性を実感した。趣味は街歩きと山歩き。東海道五十三次を歩いている。目標は東京―京都間の完歩。テント泊の登山にも憧れているが、三河の低山巡りがメイン。ミステリー、歴史小説を愛読。名古屋支局で愛知県政を担当している。人口減少、地域活性化の課題などを取材しながら、東三河の魅力を発信していきたい。
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