12日はホーム豊橋で長崎ヴェルカとの一戦。若手選手がステップアップしたゲームでした。けが人やコンディション不良の選手が多い中、攻撃力でリーグトップクラスの長崎に前半リードする展開。勝利は逃しましたが津屋選手の19得点を筆頭に日本人4選手が二桁得点を叩き出す活躍を見せてくれました。ルーキー根本選手、若手成長株の湧川選手も攻守にわたるアグレッシブなプレーでチームに勢いを与えました。敗れはしたが今後につながる試合だったと思います。
15~16日の越谷アルファーズとの初戦は、序盤から速攻、3Pと得意の展開で得点を重ねリードを奪いました。越谷も外国籍選手を中心に得点を重ね、一進一退の攻防を繰り広げます。後半は激しいディフェンスからの3点シュート(3P)やインサイドへの攻撃で的を絞らせず一時は最大9点リードを奪います。一方、最終クォーターに越谷の連続得点で同点とされ、シーソーゲームへともつれます。終盤で粘ったもののシュート成功率が上がらず悔しい敗戦となりました。
第2戦は試合終了1秒前まで大接戦を演じました。フェニックスはザック選手のインサイド、越谷も外国籍選手が得点する互角の展開。第2Q(クオーター)にはフェニックスは児玉選手のアタックで勢いづいてリードをしますが、得意の3P成功率が上がりません。粘り強いディフェンスから大浦、吉井の両選手が得点して残り2分で4点リードとしますが最後は力で押し切られて悔しい連敗でした。
直近3試合は平均19・3得点6リバウンド、2・7個のスティールでチームを引っ張ってくれました。越谷との第2戦はキャリアハイとなる25得点の活躍で、圧倒的不利な状況で勝利へあと一歩まで導きました。苦しい状況が続き、相手の外国籍選手にもハードに戦い続ける姿は心を打たれます。日本代表でも活躍する吉井選手にさらなる声援をお願いします。
来週から2週間は試合のないバイウイークに入ります。この間、選手の休息はもちろん、若手選手の成長やチームの改善に取り組むなど大切な期間です。シーズンの中盤以降も地域を盛り上げるため、献身的なプレーを続ける戦いに注目してください。
バイウイーク期間は「FIBAバスケットボールワールドカップ2027」のアジア地区予選もあります。直前合宿にフェニックスから吉井、湧川両選手が招集されました。代表でも主力を張る吉井選手、197㌢の長身ながら司令塔を務める湧川選手への熱い声援をお願いします。
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