あんかけスパゲティ専門店「スパゲッ亭チャオ」が4月で開業60周年を迎えた。運営元の「オーギヤグループ」は日頃の感謝を伝えようと「おかげさまで60周年!大感謝キャンペーン」を展開している。注目を集めているのが豊橋市出身の漫画家の佐野妙さんとコラボレーションだ。
ピリ辛のソースが絡んだもちもちの太麺と、上に乗った香ばしいサクサクのフライが人気で、東三河のソウルフード「チャオスパ」として長年愛されてきた。
佐野さんとの交流が始まったのが2019年頃。ご当地漫画「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」に取り上げたいと、佐野さんから連絡が来たのがきっかけだった。第1巻の5話や裏表紙に描かれ、話題となった。オーギヤブランディング推進チームの江﨑雅英さん(58)は「家族連れや高齢者のほかに、比較的若いお客さまが増えた。メディアで取り上げられることが多くなった」と話す。
そして24年夏、キャラクター入りの周年ロゴの企画が持ち上がり、佐野さんに白羽の矢を立てた。「佐野さんはファンが多く、キャッチーなイラストで幅広い世代に親しまれるのでは」と考えた。出来上がったのが公式キャラクターが、腹をすかせた表情で人気メニューの「バイキング」を持ち、スパゲティをイメージしたリボンで囲んだデザイン。「期待以上でワクワクした」と話す。
2代目社長が名古屋の新しい文化を取り入れようと、駅前に1号店をオープンさせたのが1965年。2010年代には神戸市垂水区にも出店し、現在は7店舗を展開している。江﨑さんは「スパゲッ亭チャオの特徴は、店ごとにメニューが少し違ったり、一つひとつのお店が個性的であることだ。お客さまと一緒に歩みを振り返る1年にしたい」と語った。
60周年ロゴステッカーや、ロゴを背中に入れたTシャツなどを数量限定で販売する。そのほか、Xの「思い出語っちゃお!」企画も実施中。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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