昨年8月末に土砂崩れが起きた新城市門谷の県道32号(長篠東栄線)は、31日午後1時半に通行止めが解除される見通しとなった。25日、県新城設楽建設事務所が取材に答えた。
土砂崩れ現場は市消防署鳳来出張所から北へ約100㍍で、国道151号の長篠交差点と鳳来寺山方面を結ぶ道路沿い。昨年8月31日に台風接近による大雨などで土砂が崩れ、2車線をふさいだ。建設事務所が土砂を取り除き、防護壁を設置するなど復旧工事を進めてきた。
崩落現場近くの集落に住む70代男性は鳳来寺表参道方面へ仕事に出かける際には国道257号などを利用している。「5分だった所要時間が20分かかる。燃料費も大変だった」と話した。
昨年11月は「鳳来寺山もみじまつり」が開催された。市によるとパークウエイ山頂駐車場へのアクセス道でもあったため料金収入にも影響が出たという。消防署出張所も消防車など車両の往来に影響するため、鳳来北西部は設楽分署から出動に備えるようにした。
現場近くには路線バス「田口新城線」の「峰」停留所がある。豊鉄バスは通行止め期間中に変更していたルートを戻す。
解除時期は当初、5月末としていた。建設事務所は「間もなく新学期を迎える。できるだけ早く復旧させたかった」と話している。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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