豊橋市立八町小学校で「飽海人形浄瑠璃」の体験授業

2025/10/17 00:00(公開)
人形操作に挑戦する児童=八町小で

 豊橋市立八町小学校で15日、「飽海人形浄瑠璃」の体験授業があった。「吉田文楽保存会」のメンバーが3年生52人に人形の操り方を教えた。

 

 市指定無形民俗文化財。約400年前から受け継がれている。場面の情景や登場人物のせりふを語る太夫、物語を彩る三味線、3人がかりで人形を操る人形遣いが息を合わせて演じる。

 

 保存会の松本昌子会長らが、太夫や三味線、人形遣いの役割や、人形の頭と右手を担当する「主遣い」、左手を担当する「左遣い」、足を担当する「足遣い」の三役で構成されていることなどを紹介した。

 

 児童も3人一組で挑戦。松本会長の指示に合わせて左手を振ったり、正座したり、自分たちで考えた独自のポーズを取らせたりして楽しんだ。

 

 3年生は11月の学習発表会で人形浄瑠璃を取り入れた劇を発表する。人形操作を体験した大須賀陽奏さんは「発表会では学んだことを生かして、ばっちり動かせるようにしたい」と意気込んだ。

 

 松本会長は「人形に触れて楽しみ、こういう文化が校区にあることを知ってほしい」と語った。

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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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